日本の「書道」が無形文化遺産入りへ前進、ユネスコ評価機関が「記載」を勧告 12月初めに正式決定の見通し
文化庁は5日、ユネスコの評価機関が日本の「書道」を無形文化遺産の代表一覧表に記載(登録)するよう勧告したと発表しました。中国・厦門で11月30日から開かれる政府間委員会で、12月1〜3日の間に最終決定される予定です。

① 事実・背景
書道は筆・墨・硯などで漢字や仮名を手書きする文字表現で、篆刻も含みます。2021年に国の登録無形文化財となり、政府は24年に申請、日本案件の審査が実質2年に1度のため再申請を経て今回の勧告に至りました。

② 影響・今後
政府間委員会は勧告を尊重するのが通例で、決まれば「伝統的酒造り」以来、国内24件目となります。書道人口の減少や高齢化に悩む書道界は、普及と継承のきっかけとして期待しています。

別の見方
・勧告は最終決定とは別物で、関係団体自身も「登録決定と誤解しないで」と呼びかけています。・書道は中国から伝わった文化でもあり、中国の「書法」はすでに2009年に無形文化遺産に登録済みです。日本の書道の独自性(仮名など)をどう伝えるかが国際的な理解の鍵になります。・デジタル化で手書きの機会が減る中、登録が学校の書写教育や日常の手書き文化の再評価にどこまでつながるかは、登録後の取り組み次第です。



