ロサンゼルス市長選、民主社会主義者のラマン氏が現職バス氏を破る 米主要メディアが当選確実と判断、NYに続き米二大都市が同じ潮流に
米ロサンゼルス市長選で、市議のニティア・ラマン氏(45)が現職のカレン・バス氏(73)を破りました。NBCニュースとAP通信が当選確実と判断し、バス氏も敗北を認めて円滑な引き継ぎを約束しています。

① 事実・背景
AP通信の推計で開票率76%の時点で、ラマン氏が約52.1%、バス氏が約47.9%、差は約3万5000票です。ラマン氏はインド出身で、住宅の供給やホームレス対策を訴え、ニューヨークのマムダニ市長になぞらえて「第2のマムダニ」と呼ばれてきました。期日までに届いた郵便投票の集計は続いています。

② 影響・今後
ラマン氏は来月就任し、2027年のスーパーボウル、2028年の夏季五輪という大イベントを市長として迎えます。現職市長の再選失敗は約20年ぶりで、民主党内での左派の勢いが全国にどう広がるかも注目されます。

別の見方
・勝因としては、2025年の大規模な山火事の際の現職の対応への批判が大きく、「民主社会主義への支持」だけでなく「現状への不満」の表れと見る分析もあります。・一方でラマン氏は映画・テレビ産業への税優遇を支持するなど、民主社会主義の団体と異なる立場をとる場面もあり、実際の市政は「急進左派」の一言では捉えにくい面があります。・イスラエルをめぐる過去の発言には、ユダヤ系住民の間で懸念の声もあり、多様な住民を抱える大都市で幅広い信頼をどう築くかが課題です。


