【続報】南アフリカ統一地方選、開票約95%で100を超える議会が「過半数なし」に ANCは得票3割余りにとどまる
4日に投票が行われた南アフリカの統一地方選挙は、6日夜の時点で全国の開票が約95%に達しました。選挙管理委員会の集計では110を超える自治体議会で過半数を持つ党がいない状態となり、連立交渉が焦点になっています。結果は暫定値で、開票と議席配分は続いています。

① 事実・背景
現地紙IOLによると、全国の比例票の得票率はANC(アフリカ民族会議)が約31%、DA(民主同盟)が約24%、ズマ元大統領が率いるMK党が約10%です。水道や停電など行政サービスへの不満が投票行動に影響したと報じられています。

② 影響・今後
過半数なしの議会は2021年の66から大きく増える見込みで、上下水道やごみ収集などを担う自治体の運営が連立協議に左右されます。主要都市の多くも過半数なしとなる見通しで、交渉は数週間に及ぶ可能性があります。

別の見方
・地方選は213の自治体ごとの選挙で、全国の得票率は各自治体の結果の積み上げであり、「国全体の勝者」とは別物だと現地メディアも注意を促しています。・ANC離れが進む一方で、受け皿は地域ごとに異なり(クワズール・ナタール州ではMK党、西ケープ州ではDAなど)、単純な二大政党化とは言いにくい状況です。・南アには連立を規律する法律が乏しく、過去にも首長の交代が頻発したため、議会の安定性を懸念する声と、多党間の協議が政治を鍛えるとみる声の両方があります。



